• 明星大学
  • 明星中学校・高等学校
  • 明星小学校
  • 明星幼稚園
  • 学校法人明星学苑

学校法人 明星学苑

  • サイトマップ
  • お問い合わせ
  • 交通アクセス
  • HOME
トップ>明星学苑報>学苑報NO.36>卒業生インタビュー
明星学苑報WEB版

  「健康、真面目、努力」は
 何をする上でも大切な大前提


― 現在4代目社長としての目標は何でしょうか?

 今後新聞のあり方は変わっていくと思います。もちろん従来どおり紙面で読む方もいらっしゃるでしょうし、パソコンやスマートフォンで読む方も。現在様々な媒体が混在している過渡期にあるため、面白さと難しさは感じています。多様化をどのように進めるかが課題であり、可能性でもありますね。読むに値する記事を提供することは、変わらぬ目標であり使命です。

 

― 社会に出てから失敗したことやご苦労された経験を教えてください。
 数え切れないくらいありますよ(笑)。苦労したのは学生の頃に書いていた「点数を取るための文章」と「新聞記事を書く」のとでは勝手が違ったことです。取材してから記事になるまで一年かかることもあるくらいで。ただ、今思えばそうやって鍛えられた中で表層的なことだけではなく記事として一つ一つをまとめていくことができるようになったかなと思います。

 

― そんなご苦労された経験の中で明星の教育が活かせたことはありますか?

 初めて記者らしいことをしたのが中学生のときでした。夏休みに自分でテーマを決めてレポートをまとめるという宿題があったので、福生市の七夕祭りのことを取り上げました。大学時代はアルバム編集委員をして、アルバム業者から借りた一眼レフカメラを持ってキャンパス内をうろうろしていました(笑)。その頃写真の撮り方を学んだりワンダーフォーゲル部に同行して山登りに行ったり、普通に大学に通っているだけではできない経験ができました。そんな経験が記者としての仕事に繋がったと思います。「健康、真面目、努力」は合言葉のように自分の中にあり、今でも心掛けていることです。

 

― 「健康、真面目、努力」は座右の銘のようなものになっていますか?

 そうですね。中学から大学院まで12年間明星にお世話になったので、刷り込まれたのかもしれません(笑)。「健康」は現状からもう一歩先へ進むために重要なことだと思っています。「健康」でないと「新しい事を始めよう」という挑戦する気持ちにならないでしょう。「真面目」でないと仕事はできないし、「努力」しないと全て劣化していく。何をする上でも大切な大前提ですよね。
そういえば私が中学生のときは「新年の集い」というものがあって元旦に学校に行き、児玉九十先生の話を聞いていました。あれこそ「健康、真面目、努力」そのものだったと思います。親戚も「良い学校だね」と言っていました。

 

 「周りと比べてどうか」ではなく、「自分が好きかどうか」

 
― 母校の学生、生徒、児童に対するメッセージをいただければと思います。

 様々な経験をして、人から与えられた基準ではなく、自分が好きかどうかで行動して満足できるようになれば良いということを伝えたいです。いま、世の中で活躍している人も「比較されて」というより、自分が好きなことを長く続けて、後から結果がついてきたという感じだと思うので。
私も中学、高校と器械体操の部活動をしており、弱小ではあったけれども、部員集めや他の部との練習場所の調整など、どのように工夫していくかを真剣に考えていました。だから学校の中に居場所はあったし、楽しんでいられたんだと思います。あとは一度やり始めたら歯を食いしばってでも長くやり続けること。続けていって失敗なら失敗でも、得られるものがあると思っています。

 

― 打率が3割の一流バッターでも7割は失敗しているということですからね。

 本当に。無理に「大海」に出て、周りと比較して劣等感を感じてしまうくらいなら、むしろ「井の中の蛙」で良いと思いますよ。その代わり、つき詰めて深さを知ること。仕事でも何でもそうですが、苦しいけれどもそれを好きなこととして成功するまで努力できることが幸福になれる条件だと思っています。他と比べて「できる」とか「できない」とかではなく、面白いかどうかでやっていればそれで良いんじゃないかな。

 

がむしゃらになること、リアルを知ること

 

― 教職員に対して期待することはありますか?

 自分も子どもを持つ親として多くの先生と出会ってきましたが「がむしゃらさ」みたいなものを教えられる先生と出会えた子どもは幸せだと思いますね。子どもが「がむしゃらになって本気でやることは気持ち良い」ということを学ばせて欲しいです。偉そうなことを言ってしまうと、それを教えるためには先生方も本気で関わるということが大切だと思います。そうは言っても、本気で関わるとか本気になる方が難しいんですけどね。

 

― それは「子ども」だけでなく全般的に言えることですか?

 そうですね。いま、携帯電話を使って海外の情報も簡単に手に入れることができると思います。ただそういった情報の中には実感として知っておかないと、本当の理解はできないものもあると思うんですよね。例えば中国の交通事情や物価問題は、実際にあの国民の多さを実感として知っているのとそうでないのとでは捉え方が違ってくるわけです。
 最近、明星大学の学生は地元の企業と協力して町興しに関わっていますね。そういった「体験教育」の中で地域と関わることは自分の学習を深めることができて良いですし、地域貢献という面でもとても価値のあることだと思います。さらに言えば、仕事柄、明星大学の学生の良い評判を聞く機会も増えましたね。卒業生の一人として、これからも「明星」の活躍を耳にする機会があることを大いに期待しています。