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明星学苑報WEB版
 

 若年層にも献血を

 

本宮 私たち赤十字奉仕部は、いわき明星大学の学生30名ほどが中心となって活動しているボランティア団体です。私は部長をさせてもらっていて、今日この場に集まっている穂積と佐藤が副部長です。活動内容を2つに分け、穂積が献血活動を、佐藤が地域ボランティア活動を担当しています。

 

 

穂積 まず、献血活動について説明します。献血者数全体は増加傾向ですが、若年層だけは減少していて、このままでは将来的に献血が足りなくなるおそれがあります。少しでも多くの人に献血をしていただくために、ショッピングモールや大学などで呼びかけをしています。その中でも、夏と冬に2大イベントがあり、現在は冬のクリスマスキャンペーンに向けた準備を進めています。東北6県のそれぞれの赤十字ボランティア学生団体の代表者が集まる東北ブロック会議というのがあり、どのような記念品を配布したらいいか、季節や流行、デザインなどを話し合います。今年は、ブランケットやエコバックが記念品に決まりました。その他にも、イベントのときに着ぐるみを呼び、参加者の拡大を図っています。

 

本宮 今年のクリスマスキャンペーンは、どんなキャラクターが来てくれるんだっけ?

 

穂積 福島県の献血キャラクターである「キビチーちゃん」と、厚生労働省公認の献血推進キャラクター 「けんけつちゃん」が参加してくれることになりました。実際に、着ぐるみが参加するかしないかで反響が大きく変わってくるんです。子どもたちが集まってきて、それに伴って親御さんたちが献血してくれるので。震災後の献血イベントでは「貢献したい」と考えている方々が多かったのか、1日だけで139名の方が献血してくださいました。少しずつですが、市民の方々の献血への意識が高まっているように感じています。
 

 未来を担う

 子どもたちのために

 

佐藤 地域ボランティアでは、主に幼稚園や小学校でバザーや運動会のお手伝い、清掃活動などを行っています。

 

本宮 最近で言えば、幼稚園の運動会のお手伝いがありました。昨年までは外で開催されていたのですが、今年は震災の影響もあり、体育館の中で催されることになりました。

 

佐藤 震災の影響もあって子どもたちもストレスを感じていたのか、体育館での開催にも関わらず、

 

とても盛り上がりました。子どもたちのエネルギーを肌で感じました。子どもたちを元気に遊ばせたり、ワークショップなどで考える力を伸ばす手助けができることは一つの喜びでもあります。子どもたちには、無限の可能性があると思うので。

 

 ボランティアで

 変わったのは、自分でした

 

本宮 高校生の頃は別の部活動をしていてなかなか時間が作れずにいましたが、その頃からボランティアには興味がありました。実は、ここにいる3人は最初の部活動説明会に参加した3人でもあるんです。

 

佐藤 オリジナルメンバーなんですよね。僕の場合は、先生方やボランティア活動をやっていた友人と接しているうちに、一人でも多くの人を幸せにできる人間になりたいと考えるようになりました。そして、この部活に入ることが自分を変える一つのきっかけになると思って説明会に参加しました。

子どもたちと関わりが持てる地域ボランティア活動ができ、本当に入部して良かったと感じています。

 

 

穂積 私もそれと似ています。現在、心理学科に所属していて、将来はカウンセラーになりたいと思っています。多くの人と深い関わりを持つことができるボランティア活動に参加していくことが、カウンセラーになる一番の近道だと思い、入部を決めました。

 

佐藤 そういえば、最初の説明会で出会ったときから、ずいぶん印象が変わったもんね(笑)。

 

穂積 もともと人見知りが激しかったのですが、ボランティアを始めてから、初対面の人でも積極的に話せるようになりました。接客業のアルバイトも始めましたし、周りからも「変わったね」とよく言われます。そもそも副部長という役職についていること自体、入学前の私では考えられなかったことです。

 

佐藤 私も自分自身の成長を感じます。現在、幼稚園の保育士助手のボランティア活動にも取り組んでいるのですが、子どもの成長のタイミングが予測できるようになりました。将来はこの経験を生かし、学校の先生になりたいと思っています。

 

 活動は広がっても、

 想いは変わらない


穂積 やはり、どのイベントでも終わった後の充実感がたまりません。皆で「よく頑張ったね」と分かち合っています。

 

佐藤 それはありますね。ボランティアを仲間とやっていると、本当の「お疲れ様」に出会えます。利害ではない、奉仕の心がありますね。

 

穂積 周りの仲間たちもいろんな人がいます。おとなしい人もいれば、賑やかな人もいる。幅広いメンバーに囲まれながら活動しています。

 

本宮 本当に個性豊かな人が多いよね。普通の大学生活をしていたら、友達にならないような人とも、ボランティアを通して仲良くなることができました。例えば打ち合わせのときに意見を聞くと、自分では思いつかないようなことを提案されることがよくあるんです。そういう違った見方があることを知ることができ、自分の成長にも繋がっていると感じています。

 

穂積 ボランティアをしていると「見た目より中身」と感じることが多いですね。

 

 

本宮 献血も地域ボランティアも活動内容は異なりますが、「何かに貢献したい」という想いは共通しています。同じ想いを持った、様々な仲間たちと切磋琢磨しながら歩んでいく。この部活動での経験はメンバーにとって、将来の大きな財産になると思います。現在、いわき市社会福祉協議会の方から、仮設住宅での活動依頼などのお話もいただいています。復興に向けていわきが前進していくことのお手伝いをしながら、人と人とのつながりを大切に、私たちの活動の輪も少しずつ広げていけたらと考えています。