• 明星大学
  • 明星中学校・高等学校
  • 明星小学校
  • 明星幼稚園
  • 学校法人明星学苑

学校法人 明星学苑

  • サイトマップ
  • お問い合わせ
  • 交通アクセス
  • HOME
トップ>明星学苑報>学苑報NO.39
明星学苑報WEB版

 

 

―まずはフラダンス愛好会の設立の経緯をお聞かせください

福田 映画「フラガール」で有名になりましたが、福島県いわき市は古くからフラダンスが盛んな地域です。以前から、いわき市の大学としてフラダンスの同好会をつくろうという声があったそうです。震災もあり昨年末に大学側から学生に参加者を募る呼びかけがあり、参加しました。

小宮 子どもの頃から常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)に行ってはショーをよく観ていたので、フラダンスはとても身近な存在でした。ステキな衣装で美しく踊る姿に憧れていました。

福田 知り合いのフラガールの方から、ダイエットにも効果があるという話もよく聞いていて(笑)。そして最終的には8名の学生が集まりました。先生は職員の方が常磐ハワイアンセンターの元フラガールの方を紹介してくれました。6期生(現在は48期生)の大ベテランですがとても元気で、毎週水曜日の練習は笑い声が絶えません。でも、楽しい雰囲気だけでなく、練習は真面目に取り組む、メリハリのある楽しさです。

小宮 はじめてメンバーが顔を合わせたのは1月頃。そして4月の入学式で、新入生と保護者に踊りを披露すると言われました。

福田 気軽にフラダンスを楽しみたい、というメンバーばかりだったので、その言葉にみんな焦りました。「え、そんなつもりじゃ」と(笑)。でも、そのおかげで誰もが練習に本気で取り組みましたね。

小宮 なんとなく踊りを観たことはあっても全員が初心者でしたから、振り付けを覚えるのは本当に大変でした。週1回の練習に加えて、自主練習も練習場である地域交流館の部屋の窓ガラスに自分の姿を映して何度も何度も練習しました。練習場は職員の方が手配してくれたり、すごく協力してくれました。

福田 フラダンスの振りには、手話のようにすべてに意味があり、その数は膨大です。でも先生がその意味を一つひとつ丁寧に説明しながら教えてくれたので、踊りで何を伝えたいのかを理解できました。意味がわかると振り付けも覚えやすかったですね。

小宮 少しずつでも踊れるようになるだけで楽しかったです。指先までピンと伸びた手を先生に誉められるとうれしくて。猫背もいつの間にかキレイに治っていました(笑)。

 

 

わずか3ヶ月の練習期間で臨んだ初舞台はいかがでしたか。

福田 緊張の一言でした。指先を伸ばすどころか震えてしまうほどでした(笑)。

小宮 同じく踊る前には緊張していましたが、舞台袖で、「間違えても踊り続けよう。そして笑顔を忘れない」ことをみんなで誓いました。

福田 すると不思議と笑顔のまま踊り続けることができたのです。先生から「練習以上にみんな笑顔で踊ってたわよ。できるんじゃない」と驚かれました。フラダンスは一人が極端に上手でも意味がありません。みんながキレイに揃ってはじめて美しい踊りになるのです。笑顔で踊り切れたのは、みんなが一つになれたからだと思います。

小宮 震災で一番被害の大きかった講堂が初めての舞台だったのは、復興へ向けてスタートする場としてピッタリだったかもしれませんね。震災以来、仲間で集まって何かをすることが少なくなっていた私たちにとって、フラダンスはいつの間にか大切な場所になりました。

 

 

―新入生2名を加えて10名となりました。今後の目標を教えてください。

福田 初舞台を観た人たちから「よかったよ」と声をかけられたり、新入生も入り少しずつ学内でも興味を持ってくれる人が増えてきているように感じます。

小宮 先日、東京の明星大学でも踊りを披露しました。まだ踊れる曲は1、2曲ですが、今後はもっともっと増やしていきたいですね。

福田 そしてメンバーももっと増やしたいです。フラダンスはゆったりしているように見えて、かなりエネルギーを消費するのでストレス発散にもなるし、もちろんダイエットにもなります(笑)。ずっと続けられる生涯スポーツなので、オススメしたいですね。私も卒業しても練習に顔を出したいと思っています。それ位楽しいです。

小宮 フラダンスをやる前は、人前で話すことが苦手でした。でもいまは自信を持って振舞えます。

福田 私もそうですね。就職活動での面接も自信を持って臨めるようになりました。

小宮 10月の学園祭では曲数も増やして、もっとたくさんの人たちの前で踊りを披露したいですね。そして自分たちの衣装も買いたいです。

福田 そしていつの日か、老人ホームや仮設住宅で踊りを披露して、元気をお届けしたいですね。いわきの人々にとってフラダンスは身近なものですから。

小宮 そうですね。去年の震災以来、明るい話題が少ないですが、いわき明星大学のフラダンスが復興のシンボルになれるよう頑張ります。