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明星学苑報WEB版

 




蔵多
 
本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。昨年からの硬式野球部の快進撃は目覚ましいですね。2部で初優勝を遂げ、入れ替え戦も勝利。そして、ついに1部昇格を果たしたと思ったら、いきなり2位。いやはや驚きましたよ。1部を戦ってみて、どうでしたか?

小林 何もかもが2部とは違いました。初戦の日体大戦では相手の応援の勢いに驚かされました。

蔵多 確かに相手校は、応援団やチアリーディングもユニフォームを揃えて、統制の取れた応援をしていましたね。でも、勝ったのは明星大学でした。

佐尾山 相手も初戦で硬くなっていたのでしょう。しかし応援の力は大きいです。2部ではほとんどの大学に応援団はありませんが、1部となるとどこの大学もありますからね。明星大学でも、ぜひ応援団を結成してほしいですね(笑)。

蔵多 さすがに1部となるとちがうものですね。プレーではどうですか?

小林 一つひとつのプレーのレベルが高いです。投手の球速も5キロ以上は速いと思います。アウトが必要なところではしっかりと取ってきます。2部では相手のミスに乗じて攻め込むことも多かったのですが、一部の戦いはミスが少ないので常に気を抜けません。難しい試合が多かったです。

蔵多 その中で2位というのは立派ですね。優勝校である東海大との差はいかがですか?

浜井 総合力ではまだ劣っていると感じています。体力も技術ももっと上げていかないと。もちろん戦術も必要です。

山田 新規参入で相手チームが分析できなかった分、こちらの方が有利だったかもしれません。秋は他のチームも我々を研究してくるでしょうから、より厳しい戦いになると思っています。

佐尾山 しかしながら、この躍進は山田総監督、浜井監督の指導の賜物でしょう。特に浜井監督がきてからは社会人野球での豊富な指導経験をチームに注力していただき、練習メニューも一新しました。筋力もついてきましたし、体格が良くなってきましたね。

蔵多 本当によく走っているなと思います。やはり基本はランニングですね。

 

浜井 大学の4年間でしっかり練習すれば、人は変わる。それを知ってほしいと思っています。大会50日前に選手を選ぶのですが、それまでは106名の選手は全員平等です。最後のノックも全員同じ条件でやります。平等にすることで「自分にも可能性がある」と感じてもらいたいのです。その結果として競争心が生まれ、チーム全体がレベルアップしてきます。もちろんリーグ戦が終れば、リセットし、また一からの競争になります。

蔵多 1軍、2軍とすぐに分けるという話をよく耳にします。でも、明星大学の野球部は前評判も、実績も関係ない。スタートラインは一緒、さぁ、今この瞬間から勝負だということですね。
そうですね。他を見渡すと珍しいと思います。人数が多くなればなるほど、分けて練習を管理した方がやりやすいですから。

佐尾山 そうですね。他を見渡すと珍しいと思います。人数が多くなればなるほど、分けて練習を管理した方がやりやすいですから。

山田 誰にでもチャンスがある。」と思うと頑張れますからね。

浜井 選手の起用もプレーの上手い下手だけで選ぶ訳ではありません。ベンチを盛り上げる選手も必要です。また、人一倍練習を頑張る選手を選べば、選ばれなかった選手の励みにもなる。チーム全体として成長できるかどうかで考えます。選手たちには選考の理由を伝えています。

 

山田 主将の小林も実はムードメーカーとして選ばれていました。

蔵多 そうなんですか!現在では4番バッターですよね。

浜井 彼に1年の頃からユニフォームを着せているのは、もちろん実力もそうですが、キャラクターも評価しているんです。チームのムードをつくれる存在は、やはり貴重です。

佐尾山 エースも浜井監督の指導で今季とても成長しました。

山田 もともと地力もありましたが、浜井監督の指導の下、今季は4勝を挙げました。

蔵多 なるほど。やはり指導者でチームは変わるものですね。はじめてチームを見た時から、1部に行けると確信されていたのですか?

浜井 改善の余地があると感じました。それはつまり成長の余地です。ですから、3年で1部にあげると決意して、引き受けました。

蔵多 それが2年で達成。選手の成長は想像以上でしたか?

浜井 私の練習は厳しくて、今プロでやっている選手でも根をあげていたくらいです。それでも選手たちがついてきてくれたことが成長に繋がりました。

蔵多 しかし、野球部の皆さんは1日中練習しているわけではなく、授業にもしっかり出ていますね。文武両道を成立させるのは大変なことだと思います。練習は何時頃からやっているのですか?

山田 全体練習は、18時過ぎからです。

佐尾山 毎日練習ばかりの学校も珍しくないですからね。選手たちはよく頑張っています。

蔵多 野球部の活躍が刺激になって、他の部活も頑張ってほしいですね。やっぱり野球は人気スポーツですから。





蔵多
 
野球部は、部活と学業の他にも、学内外で活動をしているそうですね。

小林 はい。朝7:50に学校に集合して、1限目がはじまるまでの1時間、学内清掃を行っています。

   

蔵多 すばらしいですね。いつから行っているのですか?

小林 昨年の震災後から続けています。僕らに何かできないかと思い、春のリーグ戦までは毎日行いました。今は部員を3班に分けて、月1回は清掃を行うようにしています。

蔵多 野球部の合言葉「感謝〜高い人間性を持つ集団であれ〜」ですね。今、野球ができることに幸せを感じたわけですね。震災が起きたことで、自分たちが置かれている状況にちゃんと感謝できる人間でありたい。その気持ちは、きっと皆さんの人間性も高めるはずです。そういった活動は、地域でも行ったのですか?


小林 はい。部員全員で、高幡不動駅からのモノレール沿いを清掃しました。あわせて募金活動なども行いました。

蔵多 野球部をはじめ、明星大学の学生たちは地域でボランティア活動を行っていますね。先日、地域の社会福祉施設の盆踊り大会でもボランティア活動をする学生たちに会いました。地域からも評判が高く、理事長としても嬉しく思います。





蔵多 1部に昇格したことで、周りからの反応は変わりましたか?

浜井 全国的に注目度が高まったと思います。「新聞で見たよ、頑張って」と応援されることも増えました。

蔵多 明星学苑の卒業生は全国にいますからね。少しずつ全国区になってきたのかもしれませんね。

山田 確かに全国区になりつつあります。浜井監督の影響力とOB会長でもある福島GMの力も借りながらの成果だと思っています。

浜井 有力な選手の入学希望も全国から集まってきています。

蔵多 それは明るいニュースですね。これからはもっともっと卒業生のネットワークを強固にしていきたいですね。

佐尾山 毎年、野球部ではスローガンを決めていますが、今年は「飛躍」を掲げています。1部に昇格したからこそ、さらに飛躍しようと。そして春を戦いました。

蔵多 1部に昇格したから、まずは残留を目指すのではなく、さらに上を目指していく。だからこそ二位という結果がついてきたのでしょう。今季はぜひ、東海大の高い壁を乗り越えてほしいですね。

佐尾山 はい。春も途中までは王者東海大学に善戦をしていましたから。

蔵多 一人ひとりの差ははそこまでないはずですよ。

佐尾山 紙一重です。でも、その差を埋めるのがなかなか難しい。

蔵多 監督を信頼して、必死についていく。そのような意気込みでしょうか。

小林 そうですね。ここまで来られたのも、監督や総監督、部長はじめ、スタッフや学内外の方々の支えがあってこそです。監督のご指導の下練習を積み重ねてきた自分たちは間違っていない。そう信じてこれからも突き進んでいきます。





蔵多 さて、秋はどうですか?先ほどの話では、相手も分析してくるから苦戦を強いられるだろうという話でしたが。

浜井 春は学年も変わり選手が入れ替わるので、強豪校といえども準備が不十分です。だから勝負は春だと思って、挑みました。とはいえ、2位は出来過ぎです。秋は、マークが厳しくなりますね。

蔵多 一方で、こちらも相手の戦力に対しての分析もできるのでは?

浜井 そうですね。スピードが5キロ速いなら、どう対処すればいいか、準備ができます。打てるボールの見極めなど、もちろん練習あるのみですが、戦術などベンチワークの力も重要になってくるでしょう。

蔵多 練習もさることながら、相手チームの分析が重要ですね。専門のスタッフはいるのですか?

小林 リーグ戦限定ですが、選手の中からメンバーを選んで偵察隊を組んでいます。

山田 そういう意味では、専門というわけではありません。スコアラーやトレーナー、栄養士などのサポートスタッフがいると心強いですね。

蔵多 たとえば、メンタルトレーニングを行うのに、心理学科の先生に協力してもらったりしてはどうでしょうか?

浜井 それはいいですね。野球部だけで戦っている今の私たちには、協力していただけることはすべてがプラスになります。そういった専門的な知識が、本当に必要ですね。

蔵多 チーム明星で協力し合えてこそ、大学スポーツですよね。そしていつかは全日本選手権で優勝。そんな日が早くきてほしいですね。

浜井 スポーツには番狂わせがつきものです。何が起こるかわからない。あと、2、3年で実現したいと思っていますよ。

蔵多 ワクワクしますね。大学から近い球場もある。秋季リーグは大学をあげて、応援したいですね。春季リーグを経験して、選手の皆さんも秋は少し落ち着いてプレーできそうですか?

小林 春に2位になれたことは、僕らにとって大きな自信になりました。練習はウソをつかない。それが実感できたのは、本当に大きいと思います。

蔵多 その自信は、社会に出ても大きな財産になりますね。「僕は首都大学野球リーグの1部でプレーした」という経験は、誰もができることではありません。しかも一人の頑張りだけではなく、チームで成し遂げたというのは、大きな意味があると思います。

浜井 選ばれた選手もしかり、そうでない選手にも役割を与えることで、一人ひとりがチーム内での自分の存在価値を感じることができる。それがチームに一体感を与えてくれると思っています。

蔵多 4年間続けた、というのも大きな財産になるでしょう。勉強も、スポーツも、社会貢献も、充実した学生生活を送ったというのは、なかなかできることじゃない。大きな自信になりますよ。

佐尾山 山田総監督も浜井監督もそこは大切にしています。社会に出て自信をもって、自分の人生を送っていけるような4年間を過ごしてほしい。そう願っています。

   

蔵多 学校ですから、もちろん学業も大切です。その上で社会に出たら、「健康、真面目、努力」ということがとても大事になります。そういった人材こそ、社会では活躍できるというものです。野球部の活躍のおかげで、全国区になってきたのではないでしょうか。ぜひ、全国優勝を遂げて、明星ここにあり、ということを全国にアピールできれば良いですね。これからが楽しみですね。

佐尾山 ありがとうございます。これからもますます頑張っていきます。

蔵多 皆で力を合わせて頑張りましょう。本日はありがとうございました。