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トップ>明星学苑報>学苑報NO.41>先輩の実になる話
明星学苑報WEB版

 

 

 プロフィール

南口歯科医院院長。幼稚園から高校までの15年間を明星で過ごす。日本大学歯学部卒業後、歯科医師となる。実家である南口歯科医院で4年間勤務し、その後埼玉の歯科医院での5年間の勤務を経て、再び南口歯科医院へ。現在、小金井歯科医師会副会長を務める。明星同窓会理事。

 


歯科医を志されたきっかけはなんでしょうか。

 父が50年ほど前に小金井駅の駅前で歯科医を開業しました。子供の頃から、父には「歯科医になれ」と言われて育ってきました。反発をしていた時期もありましたし、小さい頃は友だちと同じようにスチュワーデスやバレリーナに憧れることもありましたが、いつしか歯科医になろうと思っていましたね。


吉越先生が生まれる頃に坂下へと医院を移されたそうですね。

 私が生まれる頃に、駅から少し離れた坂下の一軒家へと移り、家族みんなで父の仕事を手伝いながら少しずつ医院の規模を大きくしていった思い出があります。とても厳格な父で、女性でも生きていくのに困らないよう手に職をつけさせたいと考えていたようです。なので、子どもの頃から歯科医の仕事を目の前で見せていたのでしょう。時間を忘れ、患者さんのために懸命に仕事に打ち込む父の姿にはとても影響されました。

 


  歯科医としてのやりがいは、どんなことですか。

 南口歯科を引き継いで25年近くになります。その間に、本当にたくさん患者さんにお会いしました。口の中を見ると、患者さんの体調や生活習慣を感じとることができるんです。虫歯などはもちろん、口内炎や歯周病など体の不調は歯以外にもあらわれます。細かい作業も多く、とりわけ顔や頭部に近いところへの治療は神経を使い心身ともに楽な仕事ではありませんが、街の歯医者はお医者さんと共に地域の方々の健康を支えるなくてはならない存在でもあると思います。この仕事に大きなやりがいを感じています。


― 25年も続けていると、患者さんとの関係も自然と深くなりますね。

 赤ちゃんも25歳になりますからね。小学生だった方が、就職して、結婚して、お子さんができて、親子で私の医院に通ってくださったり、父の代から5代以上に渡ってご家族で通ってくださる患者さんがいたり、うれしいですね。虫歯になりにくい歯質があるように、歯には個性があります。その個性は、3代かけて定着すると言われています。カルシウムを摂取したり、固いものを噛むようにしたり、陽の光にあたることでも歯質は変わるとされています。患者さんの親御さんや、さらにその親御さんの代から歯を見続けてきた私だからこそできる治療もあるはずだと思っています。

 


現在は、院長に加えて、小金井市の歯科医師会副会長も務められていらっしゃいます。

 歯学部を卒業後、父の南口歯科医院で4年ほど勤めた後、埼玉の歯科医院で5年ほど勤務しました。父が体調を崩したこともあり、南口歯科医院を引き継ぎました。小金井歯科医師会では、父の開業当時からお世話になっている先生方も多く、いろいろと親身に相談にのっていただいてきました。時代と共に地域のあり方も変化していますから、これまで以上に市民の皆さまによりよい歯科サービスができるよう、会に所属する60の医院が協力していかなければならないと考えています。副会長になり、父の世代の先生方と、私たちの世代、そしてさらに若い世代の先生方とをつなげられるような役割になれたらと思っています。


幼稚園から高校までを明星で過ごされて、今につながる教えなどはありますか。

 「健康、真面目、努力」の校訓は、何をするにしても基本中の基本だと思います。これらを怠らないよう軌道修正をしながら、自分のできることをやっていく。そんな生き方の神髄を教えてもらったと思っています。人生において大事な言葉として、常に心に置いています。また、「和の精神」という言葉も印象に残っています。当時の女子部は風紀がとても厳しかったのですが、その中で体育祭の応援一つとってもみんなで団結してやる、みんなで頑張ることを大切にしていました。社会に出ると、自分一人でできることはわずかです。人と協力してこそ、世の中は成り立っていますから、それを先んじて教えてもらえたと思っています。

 


平成24年6月には、明星同窓会の理事にも就任されました。

 同窓会などで明星の方々とお会いする機会が増え、あらためてつながりの強さを感じます。当時の先生方とも大人になった今は、より親しくさせていただいています。私がいた頃よりも明星がどんどん頼もしくなっているのは卒業生として幸せですね。明星は一生涯お付き合いできるつながりのある学校であり、生きていく上での根本となる教育をしてくれたところだと思いますね。


― これからの目標を教えてください。

 私の好きな格言に「為せば成る 為さねば成らぬ成る業(わざ)を 成らぬと捨つる人のはかなき」があります。何事も最初から諦めずに、できることから続けたいと思います。そのためには、やはり「健康、真面目、努力」が大事ですね。恐竜の化石からもわかりますが、生き物にとって歯とは最後に残るものです。その大切な歯を守るのが私の役目だと思います。患者さんは自分の家族だと思って、これからも治療にあたっていきたいと思います。


― 最後に、学苑報の読者の方へメッセージをお願いします。

 

 明星には長い歴史があり、本当に多くの先輩方、後輩の皆さんがいらっしゃいます。在学中に一緒に過ごす時間はわずかかもしれませんが、そのつながりは卒業してもずっと続いていくでしょう。そして、これから先も頼もしい後輩たちがたくさん増えていきます。どんどん広がっていく明星の輪の中に、自分がいられるのはとても幸せなことだと感じています。人と人とがつながって、人生は続いていくものだと思います。明星とともに、私も成長していければうれしいですね。皆さまのこれからのご活躍を心より祈っております。