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明星学苑報WEB版

理事会だより「理事長再任にあたって」

理事長
蔵多 得三郎
 この度、平成21年11月20日に開催された理事会におきまして、理事長再任を拝命いたしました。もとより微力ではございますが、新たな任期の初めに当り、改めてここに所信を述べさせていただき、皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
 平成17年5月に理事を拝命して以来、法人財政状況の点検と人件費削減を柱とする緊急財政施策の策定実施、経営委員会、予算編成会議など事業運営のコンセンサス作りのための各種検討体制の整備、中長期財務見通しの策定とこれに基づく大型設備投資計画の凍結、予算制度の見直し・精緻化による事業運営の計画化、職員の活性化を目指す人事制度の検討・実施、折からの私学法改正に対応したコンプライアンスの体制整備、外部コンサルタントの力を借りての大学の経営改革の取組み、など、法人経営の健全化、安定化のための緊急施策に取り組んでまいりました。
 その間、幼稚園児から大学生にいたる少子化の進展、さらに米国で発生したサブプライム問題に端を発する世界同時不況による経済の不安定化、という私学経営を直撃する事態の進展に加えて、本法人固有の問題として、府中校講堂のアスベスト対策問題、両大学の定員未充足による学納金収入の減少問題などへの対応が急がれる事態が発生いたしました。  これらの結果、先に述べた緊急対策を講じてもなお本法人の財政状況はたいへん厳しい事態に立ち至ることが懸念されました。
 一方、近年の私学をめぐる全体状況として、私学法の大幅改正、教育基本法の改正と教育振興基本計画の策定、学習指導要領の改訂、大学教育に関する中央教育審議会答申、等々の大きな流れの中で、明星学苑としての教育理念・方針の再点検が求められる状況となりました。このような流れを受けて、明星学苑として一昨年、改めて建学の精神、幼稚園から大学までの各設置校の教育方針の再確認作業を行って参りました。その結果は、創立85周年記念誌において、明星学苑が目指すヴィジョンとして発表されているとおりです。
 これを受けて、昨年、明星学苑として、学苑創立100周年を見据えたこれからの学苑活動の基本方向を示すアクションプラン「明星学苑Action100」を、明星学苑全学からなる経営委員会において策定したところです。(詳細は、「明星学苑報」No.29、2009.12月号をご覧ください。)
 この「明星学苑Action100」は、次の6つの柱から構成されています。

(1)新しい明星学苑像づくり
 新しい明星学苑像の確立とブランド力の形成を目指します。そのために、速やかに明星学苑同窓生ネットワークの形成に着手し、幼稚園から大学にいたる入学者の確保、大学卒業生の就職先開拓、財政支援の協力者確保を図る取組みを推進します。また、高等教育将来構想ワークショップを立ち上げ、明星大学、いわき明星大学両大学の将来的なあり方について、学苑をあげての議論を巻き起こしながら、法人としての方向性を探って参りたいと考えております。

(2)教育目標の達成
 85周年記念誌で示したヴィジョンの各学校の教育目標の達成を目指した教育内容と教育方法を確実に実施することによって、明星学苑の教育のブランド力を強化し、100周年に向けた明星学苑のプレゼンスの確立を目指します。

(3)責任と信頼に基づく学苑経営体制
 学苑の意思決定システムとコミュニケーションの高度化を目指し、必要な組織体制の検討、業務プロセスの見直しを図ります。昨年の法人本部の明星大学日野キャンパス移転は、この方向に沿って決定されたものです。引き続き業務プロセスの標準化に取り組んでまいります。

(4)学苑の基盤を支える人材の活性化
 教職員の適切な評価システムの導入を図ります。これまでにすでに事務職員および府中校教員の評価制度を導入、一定の成果を見ておりますが、さらに現在、中央教育審議会大学部会報告の趣旨に沿って、大学教員の評価制度の検討に取り組みを始めているところです。

(5)運営基盤の整備
 学苑経営の土台を確固たるものにしていくためには、財務、管理組織、情報基盤の整備が不可欠であることに鑑み、中期財務計画に基づく無駄のないスリムな支出構造の実現、学苑運営の新しいあり方と組織再編、学苑をつなぐ情報システムの基盤整備等に取り組みます。

(6)キャンパス環境の整備
 これまで整備充実を図ってきた施設・設備について、長期整備・修繕計画の策定、青梅キャンパスをはじめとする現有資産の有効活用、遊休資産の活用・整理などを推進します。

 誤解を恐れずに言えば、これまでの私学は、ことに高校、大学は存在しているだけで生徒、学生が集めることができた、という時代であったと思います。しかし、現在のように少子化の時代、大学のユニバーサル化といわれる時代には、明星学苑各学校として、なにがそこにおける教育の特色なのかが厳しく問われる時代になってきた、と考えます。
 明星学苑創立100周年、それは明星大学創立60周年でもあります。その時、明星学苑は私学としてどのような存在でありうるかをいま取り組むべき最優先課題として、より発展した明星学苑をめざしたいと思っております。
 まことに微力ではありますが、今期理事長在任期間においては、このアクションプランに沿って、学苑の経営に誤り無きを期してまいりたいと思っておりますので、教職員をはじめ関係者の皆様のより一層のご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。